自筆証書遺言の法務局保管制度について

自宅で遺言書を作成して保管しても、誰にも見つけてもらえない又は遺産分割が終わってから発見された等の問題が生じる可能性があります。法務局保管制度を利用することでこのような状態を避けることができ、また様々なメリットがあります。

メリットとしては　
①自筆証書遺言は相続開始後、裁判所の検認が必要だが、法務局保管制度を利用すれば検認が不要となり、早速相続手続きを始められること。
②遺言書原本は法務局に保管されるため紛失・偽造の危険がないこと
③手数料は３，９００円であり公正証書遺言作成に比べると安価であること
④遺言書の形式面についてチェックしてもらえること
➄希望があれば指定された相続人等に遺言書があることを通知してもらえること
※相続税申告のある方は期限があるため、①検認不要というのは非常にメリットであるといえます。

※デメリットとしては、④法務局では遺言書の内容については審査しない為、遺言書の形式面は問題がなくとも、内容に問題があれば遺言書として効力を生じない場合が考えられます。その点はやはり公正証書遺言であれば安心でしょう。

投稿者プロフィール

hosokawa

最新の投稿

• お知らせ2024年10月11日無事に遺言公正証書の作成が済みました。
• お知らせ2024年8月6日死後事務委任契約について
• お知らせ2024年8月6日相続手続きにおける不動産調査について（名寄帳取得）
• お知らせ2024年8月5日後見の相談会に参加いたしました。

Follow me!